今年もピティナコンクール頑張ります
- 久美子 小林
- 3月21日
- 読了時間: 3分
更新日:3月25日
毎年、3月から練習がスタートするピティナコンクール
予選は6月なのでとても忙しいのですが、受ける子はワンランクもツーランクもピアノが上手になります。
そして、ピアノが上手になるだけではなく、その子にとっても大きな成長となるでしょう。
毎日の練習、決めた曲の研究、作曲者がどのような思いで作られたか、どのような楽器で作曲されたかなどを研究します。
期間が短いので私が簡単に説明しながら教えることになりますが。

四期とは
バロック、クラシック、ロマン、近現代
①バロックとは
16世紀末ごろから1750年までの150年間をバロック時代と言われています。
この時代はバッハやヘンデルやヴィヴァルディなどが有名です。
バッハの時代はピアノがまだなくて、チェンバロという楽器で弦をはじいて音を出す楽器で
今のような強弱がつけられない、音も伸びない楽器でした。
ですので、♩はスラーのようになめらかにつなげて弾いてはいけない、しかし、跳ねすぎてもいけない。
その中でも表現力はつけなければならないので、アーティキュレーションをしっかり整えることが大事(音の長さや休符の長さを整えること)など色々学びます。

②クラシック時代とは
ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの時代になります。
それらが活躍する前の1720年から1780年までを古典派と言い、音楽を形式(ソナタ形式)など、形式を作り確立されました。
クラシック時代は形式で出来ているので分析もわかりやすいです。
また、ベートーヴェンの時代になって今のピアノに近いフォルテピアノが出来上がり、強弱を付けて弾くことができるようになりました♪
ただ、今のペダルとは違い、鍵盤の下にある板を膝で持ち上げてペダルのように付けているので響きが今のピアノとはまるで違うものです。
ですのであまりペダルは必要以上に付けない方が綺麗に響く事が多いです。現代のピアノで再現することは難しいですが、よく耳を傾けてペダルを踏む必要があります。
形式を考えてその音楽がどう動いて流れているか分析しながら弾く事を重視したいです。

➂ロマン派とは
18世紀末ごろからはじまりました。
ピアノが今と同じようなものになり、今度は感情や表現力や、個性、想像力などが大事になってきました。
例えばピアノの詩人と言われているショパンや、歌曲の王と言われているシューベルトなど。
シューマン、ブラームス、リストなどなど数えきれないほと有名な作曲者がいますね。
弾き方もそれぞれですが、表現力重視でペダルも効果的に使うと良いでしょう。

④近現代とは
1900年以降から現代に至る作曲者で、世界混乱の時代において作曲者たちがこの時代を不協和音や半音階など積極的に取り入れて表現しながら、また印象派と言われるドビュッシーは激しく表現するロマン派とは違い、色彩豊かな音楽を表現され自由さを表してぼやける様な美しさを表しているのが印象的です。
他の作曲者たちも形式的な自由度が増しておどけた音楽など自由に作曲されています。・
近現代の代表としては、近現代の不協和音をしっかり取り入れているドビュッシーや、ラヴェルなど。

まとめ
色々な時代変化でピアノを学ぶことができるピティナコンベンション。
幼児期から学べるという素晴らしい機会を持てる事はなかなかないので、興味のある方はぜひ、挑戦してもらいたいです。
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